MUKU-DATA  杉:化粧梁・化粧タルキ 

一部梁が表しになる室内の上棟時の様子です。
バイクガレージを兼ねた土間玄関部分の天井です。
梁は杉のタイコ梁(鞘落とし)、2本の下に下引1本を入れてあります。
屋根タルキは軒先の出が900mm以上あるので120×45mmタルキを使用。
屋根は瓦屋根ですので野地板は合板ではなく杉の小幅板を敷きこんであります。
軒先の化粧軒裏は七五の四分、225×12mmのケラバ板ってものを
15mm重ねで敷き込んでいきます。
軒先のケラバ板は最近は化粧にする場合、
羽目板や相ジャクリ加工板などの使用を多く目にしますが、
この現場は昔ながらの重ねて納めるやり方です。
陰影ができて少し違った見え方になるのかと思います。
(大勢に影響はないのですが・・・)

木の家って何だかホッとしますね、職業的なものでしょうか・・・?
現場で打合せをしていても気持ちがホッとしてきます。

上棟前の大工さんの作業場で、化粧屋根タルキを削り仕上げる作業
カンナ屑が舞い、杉の香りが漂い・・昔は当たり前のように目にした光景です。

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